2019年11月4日2 分

964turbo 3.6 シフトノブの不具合修理/ホース類全交換/オイル交換

シフトノブの不具合修理・ホース類全交換・オイル交換

シフトノブは、5速とバックギアが全く入らない症状です。

ギアが入らず、経年劣化で中のブッシュが割れていたり、リンケージの位置がずれているなどの症例はよく見かけますが、今回の車両は、リンケージのジョイント部分のシャフトピンの問題でした。

本来ならば、叩き入れないと入らないところが手で触るとポロっと抜けてしまいました。

オーナー様によると、新車当時からギアの5速とバックギアが入りにくく、964はこのようなシフトなのだなと思われていたそうです。
 
新車で購入してから5000キロ走り、あとはガレージに眠っていた車なので、この部分が抜けるのは少し考えられません。
 
もしかしたら出荷時の打ち忘れかもしれませんね。

1〜4まで入り、5とリバースが入らないのは、ピンが抜けてレバー比の関係で入らなくなっていたのでしょう。

ピンを打ち直し、周りのブッシュも新品に交換しました。
 
シフトは完璧に入るようになりました!

ホース類は、オイルタンクまわり、オイルクーラーのホースなど交換です。
 
真鍮まわりは劣化していなかったので大丈夫です^ - ^

オイルはMETEORの15-50です!
 
今回は化学合成のオイルを使用しました。

METEORのオイルは、鉱物油も半合成、化学合成もあるので、ビンテージカーからドラッグマシンまで、様々な車種や使用用途に合わせてお選びいただけます。
 
空冷ポルシェに関しましては、ミッションオイルも含めてきちんとFSWにてテスト済みです。

そして車種問わず、皆様にはとても良いオイルと評判です^_^

ちなみに、鉱物油は熱に強いですが、少し踏んだり、スポーツ走行する方にはオススメしていないです。
 
オイル切れを起こす可能性があるからです。
 
また、METEORのオイルはグレードが6種類以上あり、化学合成オイルでも粒子が荒い(エステル配合率が少ない)グレードがあるので、エンジンが正常である限り、オイル漏れの心配はしなくても大丈夫です♪
 
あまり高負荷がかからない、エンジンクリアランスが広いナローや356には鉱物油がオススメです。