2019年7月16日2 分

964turbo クランクケースサーモスタット 原因追求

最終更新: 2021年5月31日

964ターボ
 
クランクケースサーモスタット

サーモスタットを変えたからいいやー!ではなく、
 
何故一瞬で酷いオーバーヒートを起こしたのか?
 
図面の元を辿っていくと、サーモスタットだけでなく、クランクケースの左右にも1つずつサーモスタットのシステムが付いている部分があります。

今回、長年の勘で疑ってみることにし、部品も取り寄せました。(純正の新品です)

さて、右バンク。

なんと、必ず入っているカラーが入っていません。
 
そして、バネも純正とは程遠いスプリングが使われていました。
 
純正に比べて長さが長く、柔らかいスプリングでした。

サーモスタットストローク量も変わってしまうのではないでしょうか?

ここはどのようなチューニングのカテゴリーの理論であっても、絶対に改造してはいけないところだと思っています。

左バンクは、ネジが経年劣化で一巻き分程短くなっていました。
 
短くなった分、ピストンの動きに遊びが出来て、縦傷が出来ていました。

今は、油圧もきっちりかかり、エンジンの内圧も下がり、快適です!

FSWにて今月テスト走行予定です♪

オイルポンプは大丈夫そうでした。
 
(踏んでいくと油圧が入るので確認出来ます。)

壊れたところだけ直すのは誰でも出来ます。
 
壊れた先で何に絡んでくるのか?
 
全体を見て対処していくことが大事です。