2020年12月12日2 分

964turbo 他ではやらない?R9のウェイストゲートメンテナンス

最終更新: 2021年5月14日

ウェイストゲートの緻密な点検!

これやってるお店かなり少ないです。

964ターボのウェイストゲートは、レーシングカーの962Cや、934ターボと同じものが使われています。
 
(930ターボもです♪)
 
なので、かなり強度性の高いパーツです。

通常、点検するときは開けて、ブーツを変えて終わり♪または新品交換(めちゃ高い)♪のお店が多いですが^ - ^

R9ではきちんと定期的にメンテナンスしています!


 
レーシングカーに使われるほどの強度性の高いパーツ。
 
メンテナンス次第でずっと使用出来るものです!

特に注目すべきは、ウェイストゲートバルブの当たり面を軽くすり合わせしての、クリアランス調整^ - ^
 
それにより、しぶかった動きがスムーズになり、本来のウェイストゲートの機能が発揮されます。

ブーストがかかった時のスプリングの動きが鈍いとブーストが安定しないので、ブーストメーターの針が安定しなかったり、そもそもブーストがかからない場合は、点検してみましょう!


 
ブーツが破れている場合は交換^_^
 
その時に、是非バルブの点検もやって下さい!

また、ガイドのガタがひどい場合、途中で引っかかったり、動かなくなるのでとても危険です。
 
その場合はガイドの打ち替えになります。

ガイドはリン青銅製のモノを!
 
(R9オリジナルパーツです)

純正のガイドだと、ガタが出てくるとどんどん酷くなっていく一方ですが、リン青銅は熱に強く、まずガタが来ません。

ちなみに、バルブが固着していると、無限にブーストがかかってしまうので、エンジンブローの原因にもなります。

また、このピンク号ウェイストゲート㊙︎テクニック&緻密な計算により、通常0.7かかるブーストを、1.2まで持っていっています!


 
1.4からはブローさせるリスクが高いので安全マージン取ってます。

純正は機械式のシステムなので、コンピュータでコントロール出来ません。
 
コントロールしている車両は、もっと小さいものを付けていますね(^^)


 
ですが、純正パーツのままでも、それを設定出来る&メンテナンス出来るのはR9の強みです!!


 
出来るなら、強度性の高い、純正のウェイストゲートを使いたいですからね♪

今回は、開けてみたところダイアフラムブーツが切れる寸前だったので、ブーツも新品に交換しました(^^)

年明けの耐久に向けてのメンテナンスでした!