アラゴスタ、ザックス、ビルシュタインetc... 色々良い車高調がありますね^ - ^
好みはありますが、最終的には、どこのメーカーのショックを使おうが、最後はスプリングで決まるんです。 (ダメなメーカーもありますが、基本、好ましいのは、全長調整式のタイプです)
吊しで説明書通りに組み込み、それで終わらすショップが多いですが、R9は今あるサスでもギリギリまで、調整します。
足回りって深いんですよ。
まず、フロントにかかる車重、リヤにかかる車重など、他にも色々計算をして、乗り心地や車高を考えて基本的な足を作っていきます。 ホイールのハブの位置からショックアブソーバーとの距離(レバー比)など♪
バネレートも大事ですが、もっと大事なのは、ショックのストロークする、1番おいしいところを使っているかどうか?なんです。
スプリングのレングスも重量計算して作っていっています。
分かりやすい例を挙げると、
お客様の入れている足を見て、せっかく良い車高調が入っているのに、ショックが下がりきっていて、リバンプ側は伸びるけれど、バンプ側は沈むスペースが無い状態。 つまり、ショックがつききってしまい、棒になっている状態です。 これでは曲がらないし、第一、危ないです。車を壊しかねません。
これをですね、お客様の目の前で、どこで1番可動しているのか、それをどこで見て判別するのかなど、分かりやすくお見せます。
言われるまま組むのでは無く、自分で理解して組めるのもR9の良いところです。
ポッポの場合、何度も足回りを調整していますが、これは車が悪いわけではなく、ドライバーの問題からです。
ドライバーが、免許を取るまでカートも、車のゲームすらした事がなく、GT選手権の存在も知らないような無知な状態だったので、乗りやすくしていました。
例えば、今の状態ですが、、、
ケツを滑らせてタックインした方が速い車両だったとして。
普通は、タックインしやすいように、少しケツを滑りやすくしますよね。 しかし、タックインが出来ない人は、なんか滑るなー、怖いなーと思いながら走るわけです。
10点満点の10点を使い切れるドライバーだと、この足回りで良いですが、できないドライバーだと、5しか使えないわけです。
そこを、5のドライバーが5で走る車ではなく、5のドライバーが走りやすい仕様にすれば、タイム的に、8で走れるようになる。
(現に、2月のアルチャレでMiToクラスで優勝しております)
ポッポドライバーはまだタックインが出来ないので、滑らずカッチリした足回りにしています。
しかし、コーナーで膨らむ事なく、コーナーでも抜いていける車両になっています。
例えば、ようやくですが、、、
今まで、コーナーのパイロンを見て曲がっていたのが、今はコーナーの手前からパイロンを目掛けて(目線はもっと先ですよ!)踏んでいけるようになりました。
これが出来るようになったので、キャンバー角をこう変えても乗れるな、大丈夫だな、もっとタイム出せる車両になるな、とかを考えてまた調整していくわけです。
ドライバーの好みとスキルに合わせて、車もドライバーも成長していけるように組んでく、というのはこんな感じです。
ちなみに、ミトを組み始めた時、R9はミトを組んだことがありませんでした。アルファロメオすら組んだ事がありませんでした。
空冷ポルシェやL型エンジンなどが得意なメカニック河本ですが、今まで日本車外車問わず、様々な車を弄っているので、そのノウハウから作っていきました。
ミトの場合、足回りの形状を見てどんな風に作るか決めていきました。
ポッポの車高調は、安いものを使用していますが、現車合わせでアームの上に乗る台座をワンオフで制作し、ノーマルのスプリングがズレる防止の鉄のリングのようなものは切断しています。 勿論、直巻きのスプリングがきちんと乗るように^ - ^アッパー側に車高調リングを装着しています。
より性能良くする為に、そのまま取り付けするのではなく、加工して取り付けているんです。
このように、弄ったことのない車でも、有名メーカーの車高調でなくても、ちゃんと闘える車両の製作をしています。
なので、うちにいらっしゃるお客様の車種は多様です。 どの車種に対しても、その理論は同じなのです。
レースやサーキット走行中に、あと少しなんだけど、こうゆう動きをなんとかしたいな、なんとかならないかな?と感じている方(^^)
初心者だけどこれから走ってみたいな、という方(^^)
ご相談お待ちしてますよ♪
一緒に走ってみて、車のロールの仕方やドライバーの運転の仕方、タイヤの減り方なども観察して調整もしますよー!
プリロードと前後バランスの見直しなど、サーキットを走らせてやると、さらに良くなりますよ♪
(街乗りだけの方用の足回りも好評ですヨ)
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