930RUF BTR ファンベルト編2
6月に当店初来店の際のご相談は<ベルトが緩んでいる>という案件でした。
ベルト編1に記載した通り、装着されていたベルトを外し、10×713のベルトをシム無しで装着しました。
R9の930ターボでテスト済みのベルトです。
今回、タービンブローで入庫した際に、ベルトは以前と同じの9.5×710の問題の純正ベルトに戻されていました。
そして、またまたベルトが滑っており、張りもダボダボでした💦
そこで、以前装着した10×713のベルトをシム無しで装着し直し、エンジン始動。
すると、ファンがケースにカンカン当たり、ファンベルトのアウタープーリーの芯がズレて回転しています。
オカシイのでエンジンをすぐに止めます。
もう一度ベルトを外し、フリーにした状態でオルタネーターのシャフトとファンを回してみると、シャフトは動いていないのにファンだけが回りました。
プーリーとファンと軸は一体で回るものなのでこれはオカシイです。
不安になり、ファンを装着したままの状態でキー溝を覗くと、キーがありませんでした・・・
オーナー様もその場で確認。
本当にキーが入っていないのか不安なので、そのままシャフトのキー溝に、極細のピックアップツールを挿してみると、ズボッと入ってしまう。
これは、キーが存在していない‼️‼️‼️
バラして確認すると、やはりキーはありませんでした😭
当店に、純正新品の在庫がたまたま1つあったので、キーを入れ対応出来ました😅
そして、10×713のベルトを装着しましたが、アウタープーリーがガコガコしてまだオカシイ。
確認すると、ファンとアウタープーリーの合わせ目が削れていました。
アウタープーリーも、弓形に削れていました。
キーが入っていなかった為、異常摩耗を起こしたのでしょう。
713のベルトではシム無しなので、アウタープーリーが溝に落ち込み、このベルトではもう対応出来ません。
本来ならばクーリングファンを交換すべき案件です。
対策として、シムの厚みを増やし、なんとか溝をクリアにするしかありません。
オーナー様がシムをたまたま沢山所有していたので、ディーラーが出した対策品の10×695に入れ替え、アウタープーリーもほぼ新古品に交換。
シムは5〜6枚入れました。
本当は、713のベルトでシム無しで装着するのがお金がかからないのですが😓シムをたくさん持っている方は、ディーラーの対策品ベルトでバッチリです👍
装着後、ブレずにバランス良く回っているか、再度確認。
これでようやく通常の状態に戻りました😆
いずれ、どこかのタイミングでファンは交換したいですね☺️✨
次回のRUF記事は、気になる部分の改善blogです✨
お楽しみに‼️
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