ポルシェ964ターボ
少し前に強化スタットボルトの話をしました。 材質で、ステンレスはオススメ出来ないお話をさせていただきましたが、今回付いていたボルトはチタン合金系かステンレス系だと思います。 磁石は付きませんでした。(うちでは絶対扱いません)
さてさて、何故オススメ出来ないのか? それは、緩むからです。
絶えず熱で膨張を起こすので、このような伸び縮みをする純正のスタットボルトを使うか、うちで製作したような強化スタットボルトを使うのをオススメします。
仮にステンレスのスタットボルトがポートの根元で折れた時、外すのはとても困難です。 ドリルの刃が入りにくいので、そのようなことを考えると、ボルトは鉄の方が良いです。
ボルトが緩むとどうなってしまうのか? 緩んでいると、簡単に抜けるので、作業的には嬉しいのですが、排気システムにとっては良くないことです。
排気漏れします。
排気ポートの画像は、黒くなっている部分が見えます。これは排気漏れしているということです。



今回、6気筒全て排気漏れが確認出来ました。
パワーロスになるのと、シリンダーヘッドまわりに余計な排気の熱が当たるので良くないです。
タップを立て直して、今回は純正のスタットボルトに打ち替えました。
急ぎだったので、強化スタットボルトが間に合いませんでした!


2次エアーシステムのメクラボルトも、打ち替えです!