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964turbo クランクケースサーモスタット 原因追求

更新日:2021年5月31日

964ターボ クランクケースサーモスタット


サーモスタットを変えたからいいやー!ではなく、 何故一瞬で酷いオーバーヒートを起こしたのか? 図面の元を辿っていくと、サーモスタットだけでなく、クランクケースの左右にも1つずつサーモスタットのシステムが付いている部分があります。

今回、長年の勘で疑ってみることにし、部品も取り寄せました。(純正の新品です)

さて、右バンク。

なんと、必ず入っているカラーが入っていません。 そして、バネも純正とは程遠いスプリングが使われていました。 純正に比べて長さが長く、柔らかいスプリングでした。

サーモスタットストローク量も変わってしまうのではないでしょうか?

ここはどのようなチューニングのカテゴリーの理論であっても、絶対に改造してはいけないところだと思っています。

左バンクは、ネジが経年劣化で一巻き分程短くなっていました。 短くなった分、ピストンの動きに遊びが出来て、縦傷が出来ていました。

今は、油圧もきっちりかかり、エンジンの内圧も下がり、快適です!

FSWにて今月テスト走行予定です♪

オイルポンプは大丈夫そうでした。 (踏んでいくと油圧が入るので確認出来ます。)

壊れたところだけ直すのは誰でも出来ます。 壊れた先で何に絡んでくるのか? 全体を見て対処していくことが大事です。

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