前回、オイルクーラーが詰まりまくっていたことが発覚したピンク号。
FSWにてテストし、油温が上がってしまう問題は解決しました!
良かった〜!!
エンジンO/H済みの車両だったので、オイルクーラーもその時にキチンと点検&洗浄もしくは交換してあるものだと信じていたので、まさかの出来事でしたが・・・
ホント、不具合が見つかって良かったです!
そして今回またまたビックリな事が。
いつまで経ってもブーストが不安定な問題を1つ1つ何が原因なのか紐解き、計算してセッティング・・・
しているのに、やっぱりブーストがオカシイ。
何故、色々キチンとやっているのに安定しないのか?
こうなったらまたバラしていきます。
前オーナーさん時代にウェイストゲートはO/H済み(といっても、ガイド打ち替えして無さそうでした)の車両ですが、オイルクーラーの件もあったので見てみます。
すると
ウェイストゲートの加圧側のバンジョウボルトを見ると、手作りの穴空けバンジョウボルトが入っていました。
これをO/H時に使っちゃうとは・・・
比べて分かります通り、そもそも使うボルトが違う・・・
日本車のものかな? ボルトの内径も何もかもが小さい・・・
そして中には異物やゴミが詰まっています。
後からゴミが詰まる場所ではないので、元々何かで使用されていたボルトと考えられます。
また、穴も自分で開けちゃってるのですが、開けるにしても、大きさが小さすぎます・・・ そして、左右非対称の穴!!
工業製品として不良品レベルを超えています。
加圧側にいたので、ブーストがグワっとかかるけれどすぐ下がる・・・ だから、3・4速でブーストが1かからなかったんですね。
もし大気解放側にいたら、オーバーブーストになり、エンジン飛んでピストンリングが逝くところでした。
加圧側についていたのは、せめてもの救いでした。
こんなものが付いていたなんて恐ろしいです・・・
知識が無い方は、絶対ご自分でやっちゃわないでくださいね! 大事な車が大変なことになります!!
今回、ポルシェ純正品のきちんとしたバンジョウボルトに入れ替えた事により、ブーストはキッチリかかるようになりました。
途中でたれることもありません!
ボルト1本のイタズラです。 ボルト1本でも、大事なんです!!
納車して3年、コツコツとセッティングしていますが、未だに、まさかな発見が沢山です。
きちんと治していくと、きちんと負荷がかかるようになるので、今回のようなクオリティの部分がどんどん壊れていきます・・・
前オーナーさんの明細にO/Hしてあると記載されていたのでここの部分は大丈夫と信じる事が出来ないのは怖いですね・・・
(エンジン以外はほぼ全て直してきましたので、これで本来のパワーが出せそうですが、ここまでくるとエンジンも大丈夫なのか不安です・・・信じるしかないです。)
うちで1から作った車やメンテナンスしている車なら良いのですが、そうで無い場合は、まずは直していく作業から入ります。
が、
まさか嘘でしょ?
というのが多過ぎて、本当に全部バラしていかないと発見できないものが結構ありますね。
ちなみにこのピンク号、クランクケースのスプリングはホームセンターで売っているようなスプリングが使われていました(どの部分かは画像参照)
これは初期に発覚していたことです・・・
また、エキマニの付け根にチタンボルトを使用していたり(ありえません)
他の車両では、まさかのナンバープレートのネジが使用されていた事もありましたね怖
チューニングではなく、普通のメンテナンスでもありえないことをされている車両が増えてきていますね。
それだけ、きちんとした知識のあるメカニックが少なくなっているのでしょう・・・
このような、見えない部分というのは、お店を完全に信頼している身としては信じるしか無いところです。 また、普通に走ってしまうので、不具合に気付かないのも悔しいところです。
勿論、少なくなってはいますが、優良店もあります!!
初回無料点検にて、エンジンルームを拝見し、
あっ、このお店はしっかりやってるな(^^)
あー・・・これは他の部分も見ないと怖いな・・・
なども大体分かります♪
また、ダメな部分でも、至急直さないといけないところや、ここが何かの症状が出てきたときにこっちもついでにやればいいですよ〜
というのもありますよ♪
是非皆様、ご近所にいらした際などお気軽に点検にいらして下さいね♪
お待ちしています(^^)
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